音声分析

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予備的手続き: いくつかの項目の音響分析についてはmono音声を使用した方がよいと思います。Praat ver.4の頃には標準でステレオ音声は取り込み時にモノラルに疑似的に変換されていた記憶があるのですが,ver.5になってこの操作を明示的にする必要ができました。その場合にはサウンドファイルを選択して右側のdynamic menuのSynthesize -> Convert - -> convert to monoを選んで下さい。

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Praatではスペクトログラム・ピッチ・インテンシティ・フォルマントといった
様々な音響特性の分析が可能です。

いずれの分析も(a) SoundEditorを用いる方法と(b) Dynamic menuからAnalyseする
方法が可能です。マニュアル等では音響特性の分析には(b)の方法を勧めていることが多いように思います。

(a) SoundEditorを用いる場合:
Object windowで該当ファイルを選択してDynamic menuからEdit。
SoundEditorのウィンドウが開きます。

フレーム長を設定するのにTime step settings...を使います。
例えば,StrategyをFixedにして,その下の数値を0.001とすると毎ミリ秒ごとのデータが計算されます。

Show analyses...から必要な情報にチェックを入れてOK。上の図ではピッチと
インテンシティを表示させています。

(b) Dynamic MenuからAnalysesする場合:

(1) SoundファイルとTextGridファイルを選択してExtract - -> Extract all intervals...でブロックごとの切り出しをします。

(2) Object windowで該当ファイルを選択して
スペクトログラム: Analyse - Spectrum - To Spectrogram...
ピッチ: Analyse - Periodicity - To Pitch...
このステップでHelpを見るとフレーム長は0.75/Pitch floorという
関係で決まります。標準では0.01秒(=10ミリ秒)ごとの抽出に
なります。Time stepを0.001とすると毎ミリ秒ごとのデータが計算されます。

インテンシティ: Analyse - To Intensity...
フォルマント: Analyse - Formants & LPC -
に進みます。

こちらの方法だと続けて様々な処理を行うことができます。
例えばTo Pitch...するとObjectウィンドウにPitch ファイル名というObjectができあがるので,このファイルを選択してQuery - することで多くの情報が手に入ります。

(a)ピッチ: Pitchオブジェクトを選択してConvert -> Down to PitchTierを選びます。さらにConvert - Down to TableOfReal... (Unit: Hertz)と指定して,これをWrite - Write to headless spreadsheet file...として保存します。これを適当なプログラムで開くとフレーム毎のF0値が手に入ります。

(b) インテンシティ: To Intensity...: Down to IntensityTier: Down to TableOfReal,Write - Write to headless spreadsheet file...

(c) フォルマント: Formants & LPC -: To Formant (burg)... (Time step (s): 0.0 Max. number of formants: 5 Maximum formant (Hz): 5500 Window length (s): 0.025 Pre-emphasis from (Hz): 50): Convert - Down to FormantTier: Down - Down to TableOfReal... (Include formants), Write - Write to headless spreadsheet file...

(d) スペクトログラム: Analyze: Spectrum -: To Spectrogram...

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